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初出場 佐川大阪が優勝

“初出場・初優勝”の快挙を成し遂げた「佐川大阪」の選手たちは、
カメラを前に勝利のガッツポーズ。
◆MVP前田さん

 決勝が行われ、佐川大阪が大喜多を2−0で下し初出場で初優勝を果たした。佐川大阪は先発・橘孝輔投手(25)が7回を被安打1の無失点に抑え、接戦を制した。最優秀選手には七回に決勝打を放った前田浩仲外野手(25)が選ばれた。

 緊迫した投手戦を制した。初出場で決勝まで進んだ佐川大阪が参加160チームの頂点に立った。先発・橘さんの力投が勝利を呼び込み、淀川の川面に歓喜の雄たけびがこだました。

 「とにかく先に点をとられたらいけないと思ってがんばりました」

 直球中心の強気の攻めで7回を被安打1、無失点と完璧な投球を披露したエースは試合後、満面の笑みを浮かべた。

 両軍0行進の我慢比べだった。大喜多の先発・稗田さんも打たせて取る投球で翻弄。試合が動いたのは七回だった。

 一死三塁の絶好機に頼れる4番・前田さんが中前適時打。勢いに乗りさらにもう1点を追加した。2点のリードをもらった橘さんは八回から交代。その後は継投策を取り最終回は監督兼抑えの大森隆雄投手(33)が打者3人で締めた。

 佐川大阪は、佐川急便大阪営業所で宅配便のドライバーをしている16名から構成されたチーム。仕事が夜10時くらいまでかかるため練習は昼休みのキャッチボール程度だった。しかし強烈なチームワークで進撃を続けた。

 「野球を楽しむことだけをボクらは意識している」エースの橘さんは中央大学野球部出身。巨人の阿部と同期だ。しかし公式戦での出場はわずかで社会人野球への道は閉ざされた。そんな男が今、草野球のエースとして頂点を極めた。

◆完封負けを喫した大喜多の笠井富士夫主将(42)

「佐川さんはワンチャンスをしっかりと生かしていた。隙のないチームだった。経験の違いも感じた。来年の春にまたチャレンジします」

◆8回2失点の好投も負け投手になった大喜多・稗田一央投手(23)

 「春は腰のヘルニアで投げられなかったけど、秋は問題なく投げられるようになった。来年また挑戦者の気持ちで挑みます」
決勝戦試合結果
主催/(財)河川環境管理財団 後援/サンケイスポーツ、産経新聞社  協賛/エスエスケイ
協力/内外ゴム
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