女子7部カネヒラスポーツ・RC2年ぶりV

 女子の7部では、カネヒラスポーツが2年ぶりに定位置≠奪い返した。  「1位は狙ってました。日頃の鍛錬の成果が出たと思います」と兼平雅生監督(59)がメンバーをたたえた。1時間19分22秒のタイムは、チームの大会最高記録。ここ5年は2位、2位、1位、2位、そして1位と強さは本物。1区からスタートダッシュをかけると、最後は2位に3分強の差をつけてゴールを突っ切った。  メンバー全員が、陸上専門のスポーツショップ『カネヒラスポーツ』の従業員。始業前や始業後に練習を行い、月に約200`を走り込む。今年の大阪国際女子マラソン(1月27日)にも5人が参加を予定するなど、個々の能力は折り紙付きだ。  「優勝はしたいですからね。そのためにがんばって練習しています。目標がありますから」。4区を任された道端準子さん(44)も満面の笑み。4カ月ほど前に右足の外反母趾を患い、練習開始は大会直前。それでも、チームの悲願のために懸命に足を進めた。  最強女子軍団がここに誕生。大阪国際の舞台で、カネヒラ旋風が吹き荒れる予感大だ。