サンスポチーム激走は上々!?並!?

 どんど焚く どんどと雪の 降りにけり…(一茶)  その雪こそ降りませんでしたが、鳴尾浜はまあ寒かった。キャップ大沢謙一郎はみんなに「なりふりかまうなョ」と寒さ対策を指令して自分もゴワゴワの格好。それを見た球団酒井清史広報部長が「これから雪山登山に行くの?」と苦笑したぐらいのゴワゴワ。もちろんサブ野下俊晴もゴワゴワ。「ボクはももひきをはいてきました」。おいおい、今どきズボン下のことをももひき≠チていうのか? 野下は…。  そのももひきが「岡田監督は昼まで自主トレを静かにながめていて、東京での監督の激励会に出席のために上京しました」という報告。  そのころ、大阪は長居競技場で『あいおい損保スポーツスペシャル・大阪実業団駅伝競技大会』(主催=大阪実業団体育協会、特別協賛=あいおい損保梶A共催=サンケイスポーツ・産経新聞)が開催されておりました。当然、わが社のウルサイのもズラリいたわけです。こちらは鳴尾浜の岡田監督と違って少しも静か≠カゃなかった。  「おい、貴様らわかっとるやろな? ライバル社から14チームも出場しとる。ええか、絶対に負けるなよ!」と我が代表武田吉夫はサンスポ代表チーム6選手を並べてゲキをとばした。武田は続けた。「ええか、もし勝ったら今夜の(打ち上げの焼肉は)並みやないぞ。上ハラミに上ミノ。それに上ロースや!」。  なんだかなあ…。レッキとした新聞社のれっきとした代表が…。レッキとした社員を鼓舞して「きょうは並み≠竄ネいぞ。上≠食わすからナ…」というのはとてもレッキとしているとは思えないなあ。  でね、その上ロースを鼻先にちらつかせられたサンスポチームは第3部に出場した。@営業部・鈴木|Aレース部・渡辺|B整理部・芝崎|Cレース部・野原|D整理部・栃山|E運動部・恵濃と6人の精鋭!?たちはいかなる結果に終わったか?といえば…。打ち上げの焼肉は並み≠ヌころかホルモンだけ≠ニいうピンチ。順位は84チーム中の22位と悪くなかったが、武田のいうライバル社にことごとく負けたのであります。  なにせあなた、4区の野原勉なんてのは51歳。「若いモンには任せられん!」とその心意気はイイけど…無茶です。ほとんど自分がホルモンになりかかっていたのです。レースの途中にたまりかねた武田はグラウンドのコース間際に飛び出し「こらあ! 何をチンタラ走っとるか。上ミノやぞ上ロースッ。お前たちはそんなにナミ(並)でエエんか!」と叫んだ。  これを見て大会の警備員が走ってきて「困ります!」。武田は「オレはコレや、コレ…」と胸の『大会顧問』のバラを指差したら、そこはさすがに警備の方は「そんなの関係ねえ! おっパッピー」とばかり押し戻したのであります。  あいおい損保且刹ハ正之社長さま、昨年に続いてまたまた驚かれたでしょうね。あれが我がサンスポで一番ウルサイ…もとえエライ人なんですよ…。我がサンスポのドタバタ∴齧髢セけて本日14日は『四天王寺どやどや』でございます…。
(1月14日サンケイスポーツ・虎のソナタ)