1チーム4人から10人でタスキをつなぎ、1周2キロのコースで42・195キロに挑戦する『第14回淀川河川公園リレーマラソン大会』は11月23日、大阪・寝屋川市の淀川河川公園太間地区特設周回コースに168チームが参加。「走思走愛」が2時間12分24秒の好タイムで優勝を飾った。
歓喜のゴールを、メンバー全員が最高の笑顔で迎えた。「毎年参加したかったんですがメンバーが集まらなくて。寄せ集めですが、やっと参加することができました」と代表の野尻憲司さん(34)。11年前の大会の優勝メンバーだった野尻さんを中心に、中学や高校時代の陸上競技会で知り合った仲間や現役高校生ら9人の精鋭が集まりチームを結成。優勝だけを見据えて今大会に出場した。
作戦は「1周ずつを全力で走ろう」。1人1周のローテーションを組むと各人がほぼ6分台で走り抜き、2位以下に5分近いリードを奪った。「2位との差がなければ2回目は若い選手に譲る予定でした」と野尻さん。2回目となる20周目を走り出したとき、優勝を確信した。
普段は職場も学校も年齢も違うメンバー。しかし、優勝を目指した団結力が栄冠をもたらした。
「前回から参加するのに11年かかりました。毎年メンバーを揃えるのは大変ですが、ぜひ参加して連覇を狙いたい」と、来年への決意を語った野尻さん。新王者たちの力走は淀川を大いに沸かせた。
【総合成績】
①走思走愛(大阪) 2時間12分24秒
②湊テクノ 七人の侍(兵庫) 2時間20分04秒
③四條畷(大阪) 2時間26分25秒
④精華ランナーズ(京都) 2時間27分34秒
⑤THE愛原(大阪) 2時間28分54秒
⑥桜花ランナーズ(兵庫) 2時間29分47秒
※今大会のレース全結果はこちらをご覧下さい。
◇主 催
42・195㎞リレーマラソン淀川河川公園大会実行委員会
(国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所、
独立行政法人都市再生機構西日本支社西日本公園事務所、
河川環境管理財団大阪事務所)
◇後 援
サンケイスポーツ、産経新聞社