今月に入って、釣りものが少なくなってきた大阪湾の波止。低水温に強い根魚を中心に狙う人もいるが、人気ターゲットのチヌやハネは場所によって元気だ。実績場の大阪・北港ではエビまき釣りでチヌがコンスタントに上がっている。
釣れるのはほとんどが40センチ台で、50センチ近いビッグサイズも登場だ。14日には、大阪府八尾市の牛原さんが夢洲で40~47センチを7匹(2匹放流のため写真では5匹)仕留めている。
ヤザワ渡船の矢沢明船長は「水温が低下して、安定するとチヌは大型が期待できます。例年1月から2月にかけては50センチオーバーがよく釣れるから、大物ファンが多く訪れます。」
人気の夢洲はポイントが多く、その日の風向きによって釣り場を選べるところが優位。これからの低水温時はタナが深くなるので底まき器は欠かせない。サオを出す前、釣りの最中も、しっかりとマキエをきかすことが釣果に結びつく。
大阪・北港の大チヌ釣りは午前中がベストタイムだ。自己記録更新を狙って出かけたい。
<ガイド>
ヤザワ渡船の料金は夢洲の1~5番が2,200円、夢洲の1番灯台と6番ケーソン、舞洲のテトラ、安治川の中の灯台は2,000円。地下鉄中央線・朝潮橋駅下車、店まで徒歩4分。車の場合、阪神高速大阪港線、または湾岸線の天保山を下りて172号を利用。
■問い合わせ
ヤザワ渡船: 06・6573・7712