チヌ釣りファンが追いかけている〝年無し〟と呼ばれる50cm台。大阪湾はチヌの放流効果もあり年々、年無しが釣れるようになってきた。そう簡単に仕留めることはできないが、大阪・北港ではオキアミのフカセ釣り、エビまき釣りで連日のように出現している。
ヤザワ渡船によると、2月26日に大阪府泉大津市の寺嶋さんがオキアミのフカセ釣りで実寸51cmをキャッチ。3月1日には、神戸市の島村さんがエビまき釣りで40～52.5cmを３匹、大阪市の関さんがオキアミのフカセ釣りで38～53.5cmを７匹の大釣り。３日には大阪市の前山さんがオキアミのフカセ釣りで35～52cmを６匹と大満足だ。
水温の低いこの時期は底釣りが基本とされているが、年無しを釣り上げた人のタナは2.5～6ヒロとまちまち。低水温期は「常に底狙い」の概念を捨て、広範囲に探ることが年無しに近づく早道といえそうだ。
年無しに一番近い大阪・北港の波止釣りは、早春の注目釣り場だ。
＜ガイド＞
ヤザワ渡船の料金は夢洲の１～５番が2,200円、夢洲の１番灯台と６番ケーソン、舞洲のテトラ、安治川の中の灯台は2,000円。地下鉄中央線・朝潮橋下車、店まで徒歩４分。車の場合、阪神高速大阪港線または湾岸線の天保山を下りて172号を利用。
■問い合わせ
ヤザワ渡船： ０６－６５７３－７７１２
