大阪湾の波止釣りは水温の上昇にともないチヌが本格化の様相だ。大阪・南港では例年よりも半月以上早く落とし込み釣りで釣れだした。今季は40cmオーバーとサイズがそろって、慣れた人は2ケタの釣果。日によっては〝年無し〟と呼ばれる50cm超も登場している。
大阪市の大田徹さんが3月21日、新波止の落とし込み釣りで35~48cmのチヌを8匹仕留めた。今季は実績場の新波止だけでなく、セル石や新日鉄でも順調にヒットしている。丸高渡船の高田等船長は「こんなに早く落とし込み釣りがスタートする年周りは記憶にない。全体で釣れているから今年は当たり年やね。」
大型が多いのでハリス1.5号、チヌバリ3~5号を基本に、エサはパイプ、イガイを使う。新日鉄は前打ちもいい調子でヒットエサはカニ。
平均して午前中の食いがよく、下げ潮と重ねれば、さらにヒット率がアップする。1.5ヒロまでの浅いタナで当たっているので、初心者でも落とし込み釣りが楽しめる。
4月5日に丸高渡船主催の「南港チヌ釣り大会」が開かれる。釣り方は自由で参加費1,500円。当日だけ出船は出島漁港になるので注意だ。
<ガイド>
大阪・南港の丸高渡船の渡し料は新波止2,200円、セル石、バラ石1,900円、新日鉄1,600円。女性と中学生以下は半額。ニュートラム南港東駅から徒歩10分。車の場合、阪神高速湾岸線の南港中、南港南を下りて、かもめ大橋を目標に走ると途中、丸高渡船の看板。
■問い合わせ
丸高渡船: 06-6613-1075