イカを釣りに行くといえば船釣りを連想してしまうが、ここ数年で大阪湾の波止釣りでも、狙って釣れるようになってきた。ターゲットはスルメイカを中心にコウイカ、アオリイカなど。大阪・南港もイカがよく回遊するベストスポットだ。今季は早くもコウイカが接岸し、スルメイカもポツポツだが乗り出し、これからが本番に入る。
11日、セル石で大阪市の石川節夫さんが胴長18～20cmのコウイカを3匹釣り上げている。丸高渡船の高田等船長は「いつもなら一番沖に位置する新波止でほとんどのイカは釣れるのですが、セル石でコウイカは珍しいですね。今年はかなりの群れが入っているかもしれませんね」。
釣り方は市販のイカ釣り仕掛けを使ったウキ釣りで、エサはキビナゴ。この仕掛けでコウイカもスルメイカも乗ってくる。ウキ下は3ヒロを目安にして流していく。波止際よりも竿２本ほど先を狙うのが基本。11日は2.5ヒロとタナは浅かった。大阪・南港のイカ釣りはこれからが数も型もおもしろくなってくる。
＜ガイド＞ 大阪・南港の丸高渡船の渡し料は新日鉄が1600円、セル石、バラ石1900円、新波止2200円。女性と中学生以下は半額。ニュートラム南港東駅から徒歩10分。車の場合、阪神高速湾岸線の南港中、南港南を下りて、かもめ大橋方面へ。途中、丸高渡船の看板がある。問い合わせは06・6613・1075。
