大阪湾の波止はチヌの乗っ込みがほぼ終了したようで各地区とも食いがダウン。いまはハネを中心に根魚などがターゲットだ。関空を発着する飛行機を見ながらの釣りが楽しめる大阪・泉佐野一文字も、ハネと投げ釣りのキスが狙いもの。
16日、一文字の6番に上がった京都市の狩野辰雄さんが50cmと55cmのハネを釣り上げた。早朝からのエビまき釣りで、ウキ下は4ヒロ前後。水温は着実に上昇しているが、変動が大きいため日ムラが出ているようだ。
タナが深いので底まき器を使いたい。サオを出す前、釣りの最中もマキエを切らさないことが大切だ。菊川渡船の菊川隆司さんは「いつもならセイゴまじりで2ケタ釣れてもいいんだけど、今年は数がかなり少ないね。水温さえ安定すれば上向いてくれるでしょう」と予測する。
一方、キス釣りはまだ始まったばかりで、数は少ないが、20～23cmと型がそろっている。エサはイシゴカイで置きザオの釣り、あるいは引き釣りでも乗ってくる。これからが本番で2ケタ釣果が期待できる。
＜ガイド＞ 菊川渡船の料金は大人1800円、中学生900円、小学生700円。南海線井原里駅下車、徒歩約20分。車の場合、阪神高速湾岸線の泉佐野北インターを下りて、すぐの交差点を右折。突き当たりを右折して、1つ目の交差点を左折すれば左手に渡船乗り場がある。問い合わせは072・462・8945。
