6月上旬の大阪湾の船釣りは例年なら良型キスでにぎわうが、今年は全般的に食い渋っているようす。そんな中、大阪・泉佐野の菊川渡船では大型アジが釣れ出し、ファンを熱くさせている。引き味よし、食べても最高の大型アジ。いま注目のベストターゲットだ。
7日には、大阪府泉佐野市の北川明善さん（54）が淡路沖で31～35cmのアジを11匹。菊川渡船の菊川隆司さんは「今年のキスは食いが悪いね。いつものポイントを探っても数尾ということもあるから。その点、大型アジは順調で、日によっては40cm台もまじるから人気が高い。当分はアジ狙いで出るつもり」。
大型アジのポイントは淡路沖の水深40～50mライン。胴つき3本バリ、あるいはサビキ仕掛けで底中心を狙う。アタリはサオ先が一気に海中に突っ込むほど強烈だ。アジは口の弱い魚なので、その衝撃をクリアするためにも柔らかいサオは欠かせない。エサはオキアミを使ってオモリ30号が基本となる。淡路沖の大型アジは、40cm台まじりで今後も楽しめそうだ。
＜ガイド＞ 菊川渡船の乗合船料金はエサ、氷込みで7000円。南海線井原里駅下車、徒歩約20分。車の場合、阪神高速湾岸線の泉佐野北インターを降りてすぐの交差点を右折。突き当たりを右折して、１つ目の交差点を左折すれば左手に乗船場がある。問い合わせは072・462・8945。
