大阪湾南部の乗合船は大型のマアジ釣りでにぎわっている。泉南・谷川のおおせき丸ではマアジにまじって良型マダイが順調に上がっている。ガシラも姿をみせる同船の五目釣りは、いま注目のスポットだ。
7日には奈良市の寺前さんが本命の、23～30cmのマアジを10匹、25cmと43cmのマダイを釣り上げた。同日、大阪市の宮武さんも42cmマダイ、熊取町の池本さんも40cmを仕留めるなど確率はいい。
ポイントは小島沖から地の島沖の水深40～60mライン。底は起伏のある岩礁地帯で、根掛かりなく底スレスレを狙い続ける人に釣果が出ている。おおせき丸の斎藤博船長は「大アジは日によってサイズにムラがあるけど、マダイはよく釣れているね。カスゴサイズの25cm台も多いね」。
ハリス3号の胴つき3本バリ仕掛けで、エサはアオイソメ。アジが小さいときはサビキ仕掛けで狙うときもある。大型アジは口がやわらかいので大アタリが出ても合わせを入れず、一定のスピードで取り込むことがバラさないコツだ。タチウオ釣りがスタートするまで五目釣りが楽しめる。
＜ガイド＞ おおせき丸の乗り合い料金は6000円（エサ、氷付き）。南海電車・多奈川線多奈川駅下車、マイクロバスで送迎あり。大阪方面から車の場合、国道26号を南下し、深日のロータリーを右折、多奈川駅を過ぎて直進すれば左手におおせき丸。問い合わせは072・492・1215。
