高級魚カンパチの若魚シオが、和歌山・初島の民宿・松林渡船から出た仕立船で、例年よりも早く釣れ出した。9日、沖の島周辺で和歌山市の米田さんら4人が35~38cmのシオを25匹、23~61cmマダイ26匹のいい釣りを楽しんだ。
松林巌船長は「いつもなら9月に入って釣れ出すんやけど。早くてもお盆すぎ。ことしはアジやイワシのエサが多いから青物がええなあ」。
松林渡船が渡す磯でも、良型のカンパチやメジロがルアー釣りで釣れ続いている。ルアーを飛ばしてくる大物も来ているという。「のませ釣りでねらうと60~80cmがくるからおもしろいよ」と松林船長。シオは9月末には35~50cmと良型になっているはず。
マダイは例年並みのペースで数上がっている。沖の島周辺は水温が低い瀬戸内の潮が入って魚がうまいとも。おいしい高級魚を釣り上げたい。
<ガイド> 松林渡船の仕立船は2人までマダイ2万6000円。1人増3500円。0737・83・3000。