兵庫・明石大橋の東西に広がる海はどんな魚でもおいしいと、船釣りの達人に評判の釣り場だ。とくにマダイ、青物は一度釣って食べたら忘れられない味となる。垂水沖でメジロが釣れ出した。神戸・須磨の浦島丸、石田久男船長に聞いた。
--いつから?
「5日の午後便で出船したら、ひと流し目から3人に60cm以上のメジロが大当たり。よく釣れて、大阪の岩崎さんはツバス、ハマチ、メジロ、ブリと1人で4匹上げられました。1船で14匹で大にぎわいでした」
--釣り方は?
「小アジをエサにした泳がせ釣りです。最初にサビキでアジを釣ってエサの用意。仕掛けは竿が3~3.6mのオモリ負荷30号、やや硬めがいいですね。水深30cmぐらいの釣り場ですから4号を巻いた手巻きリールをセットしてください」
--釣るコツは?
「時合にしか釣れないので、その時に仕掛けトラブルなどがないように注意します。タナは重要です。掛かったらバラさないようにドラグを調整しながら慎重に取り込むことです。これまでにもバラシは相当数、出ていますから」
--釣れる確率は?
「1船、だいたい5~6人のお客さんで3人くらいの人が1~3匹釣ってます。正午から午後6時まで釣る午後便で沖に出ています」
--いつまで?
「青物はいつ釣れなくなるか分かりません。例年だと月末からはアオリイカも狙う予定です」
<ガイド> 浦島丸の乗合船料金は1人・7500円。水洗トイレが前後2カ所に。078・734・1041。