波止釣りでも、船釣りでも大人気となっている大阪湾のタチウオ。今季は体高が高くて厚みがあり、食味がよいことから注目度が高まっている。大阪・北港から出船しているヤザワ渡船の矢沢明船長に釣況を聞いた。
--型がやや落ち着いてきているようですが、釣果はどうですか?
「きょう(3日)は竿頭が65~95cmを15匹でした。メーターオーバーも3本上がっているんですが、アタリが小さくて釣る人と釣れない人の差が大きいですね」
--今月1日は同型22匹をトップに16匹、15匹、そして11匹。10匹前後の人と20匹前後ではどこが違うのでしょうか?
「大きな要因のひとつが竿の選択です。アタリが小さいときは即合わせなければ釣れないんですが、このとき竿がやわらかすぎると合わないんですよ。ある程度腰があって、でも先まで硬くないもの。先が硬いと小さいアタリが出ないですから。きょうはレンタル竿の方が食ってましたね。レンタルは安い竿ですが、その辺のことを考えてありますから」
--釣れ具合は?
「きょうの水深は50~60mで、釣れるタナは50~35m。最近は30mでも食うほど上ずり加減で、食い気はあるんです。ただ一時だけで、きょうも午前10時以降は小さい1回のアタリを合わさないと釣れませんでした」
釣り方を間違えなければ釣果は確実。前の日曜(9月27日)も、小学2年生が1045cmの大物を上げているのだから。
<ガイド> ヤザワ渡船の乗合船料金は大人8000円。レンタル竿1000円。06・6573・7712。