神戸市の市立須磨・平磯海づり公園で21日、旬のメバル釣りの腕前を競う「メバルハード5」(サンケイスポーツなど関西スポーツ新聞5社後援)が開催された。
メバルシーズン真っ盛りで釣果が期待されたが、当日は春の嵐に加え、中国大陸からの黄砂で視界が落ちるなど、公園への人出自体が少なく、厳しい大会となった。
大会はメバルの1匹長寸で競われたが、須磨公園ではメバルを釣り上げることができた入賞対象者が1人だけという寂しい結果。神戸市の綾部重紀さんが27.5cmを釣り優勝した。
綾部さんは須磨に毎週3回ほど通う常連。メバル釣りが得意で、シーズンには3ケタ釣りの実績もある超ベテランだ。
「底すれすれをゆっくり流していると、数回目でググッと来た。天候が悪かったし、潮も濁っていたので、たまさか食ってくれた」と謙遜しきりのコメント。
平磯公園では、伊丹市の庄司幸三さんが23.7cmで優勝。2位は奥田健太さん(神戸市)で15.5cm、3位は奥田毅さん(神戸市)で12cmという結果だった。
優勝者には両会場でトロフィーと副賞が贈られた。なお、総参加者は100人だった。