「チヌの海ふたたび」を合言葉に昭和58年から全国に先駆けて大阪湾にチヌの稚魚を放流してきた、財団法人日本釣振興会大阪府支部と大阪府釣り団体協議会は8月26日、29回目のチヌの稚魚放流を行った。
(財)大阪府漁業振興基金栽培事業場から稚魚約3万匹の提供を受け、丸高渡船やヤザワ渡船などに積み込まれ、午前10時から大阪湾に放流された=写真。放流事業を通じて海の自然の復活を願い、釣り場環境の保全、釣りの普及、釣り知識やマナーの向上をめざす。
大阪湾はその昔「チヌの海」と言われていた。チヌの解釈には諸説あるが、魚のチヌもその説の一つでチヌのたくさんいる海という意味もある。