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天神祭奉納 2008日本国際ドラゴンボート選手権大会(第9回世界選手権最終代表選考会)


http://www.jdba-dragonboat.com/
ドラゴンボートの起源

 いまから2300年前の中国春秋戦国時代、楚の国を追放された詩人で政治家の屈原が、長江の泪羅江(べきらこう)で石を抱いて入水自殺した。民に親しまれていた屈原の行為に、農漁民は悲しみ、争うようにして舟を繰り出し、遺体が魚に食われないように銅鑼を鳴らし、ちまきを投げ込むなどして三日三晩、屈原の姿を捜し求めたという。以来、この屈原の命日に当たる旧暦の5月5日には、舟を出して競漕する行事が長江周辺で定着し、龍舟のルーツとなった。いまや水上での団体スポーツとして多くの愛好家をもつドラゴンボートだが、世界各地で行われる大会ではアジアの文化的、また歴史的な伝統を重視。競技を開始する前には必ず、船首に取り付けられた龍の目に朱を入れる「入魂式」が行われる。また天神祭の奉納行事として催される「日本国際ドラゴンボート選手権」では、水上での安全を祈願し、大阪天満宮神職によるお祓いも同時に執り行われる。




競技としてのドラゴンボート

 中国の伝統行事であった龍舟が東南アジア各地へ広がり、中国や台湾、香港などで龍舟を体験した欧米人が、それぞれの国に持ちかえって楽しみ始めたことで、ドラゴンボートは急速に世界に広がった。1976年、香港ではじめて国際的な競技としての大会「香港国際龍舟祭」が開かれ、龍舟ブームに火が付いた。

水上スポーツとしてのドラゴンボート人気が高まるにつれ、競技を統括する国際組織の発足に向けた機運が生まれ、1990年の欧州ドラゴンボート連盟(EDBF)設立に続き、91年6月に香港で12の国と地域が加盟する国際ドラゴンボート連盟(IDBF)が設立され、現在は世界62カ国が加盟。アジアではその翌年の92年にアジアドラゴンボート連盟(ADBF)が発足した。

国際大会としては欧州選手権をはじめ、世界5大陸の各ブロックで選手権大会が誕生。アジア地域では1994年に第1回「アジア選手権大会」が中国・広東省筆慶で開かれた。そして1995年6月、中国湖南省岳陽で14カ国が参加して第1回「世界選手権」が誕生。以後両選手権は隔年開催され、アジア選手権はことし8月にマレーシア・ペナンで第8回大会が、世界選手権は昨年オーストラリア・シドニーで開催された第8回大会に続き、来年2009年にポーランド・ポズナニで第9回大会が開かれる。また、国別対抗の世界選手権とは別にクラブチームが世界一を争う「世界クラブクルー選手権大会」も1996年のカナダ・バンクーバー大会から隔年開催されており、ことしは第6回大会がマレーシア・ペナンで、アジア選手権と同時開催される。

さらに近年、ドラゴンボートは総合国際競技会においても正式種目として採り入れられるようになった。2005年にマカオで開催されたアジアオリンピック評議会(OCA)による「東アジア協議会」で正式種目に初採用され、日本から出場した大正大学カヌー部がみごと銅メダルを獲得。2010年に中国・広州で開催される「アジア競技大会」でも正式種目として実施されることが決まっている。また、ことし10月にインドネシア・バリで開催される第1回「アジア・ビーチゲームズ」、2009年に台湾で開かれる「ワールドゲームズ」においてもドラゴンボート競技が実施される。





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2008年度大会コース画像 (大阪・桜宮の大川)


http://www.jdba-dragonboat.com/

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