関西の草野球ナンバーワンを決定!サンスポ野球大会

初優勝をかけた戦いは、「ギャングスター」が「住吉ルーキーズ」を3-0で下して西日本219チームの頂点に立った。完封勝利を飾った田中征樹投手(31)が最優秀選手賞に選ばれた。「ギャングスター」は西日本代表として、8月8日に東京ドームで東日本代表との東西決戦に臨む。 サンスポ野球大会


 

高々と両腕を突き上げたエースの田中征投手に、歓喜のナインが一斉に飛びついた。ギャングスターが見事に初優勝を飾った。
「守りで粘って少ない好機をものにするのがうちの野球。それができました」。西口祐司中堅手兼監督(35)の表情が達成感で満ちあふれた。二回に栄楽修吾二塁手(22)の右前適時打で先制すると、四回にも連打で加点し、そのまま逃げ切った。大阪・大商大堺高のOBを中心に結成されて19年目。チームワークはどこにも負けない。九回の守備の前にはベンチ前で円陣を組んで「いつものプレーをしよう」と声を掛け合った。
完封勝利で最優秀選手賞に選ばれた右腕の田中征投手は「きょうが一番良かった。みんなが声をかけてくれたおかげです」と140球の熱投を振り返った。大会中に調子が上がらず、仕事(営業関係)の合間を見つけて個人練習を続けていたという。そんなエースに刺激され、選手たちも各自で練習に励んだ。全員でつかんだ勝利だった。
8月8日に東京ドームでの東西決戦に挑む。「楽しんでやりたい」という西口監督の言葉通り“日本一”をかけた戦いでも気負いはない。  (安藤 理)
初優勝! 「ギャングスター」の面々が完封した田中征投手を胴上げ。喜びを爆発させた

◆惜しくも敗れた住吉ルーキーズは昨年の秋の大会に続く準優勝。3度も走者を刺すなどでチームをもり立てた溝脇聡捕手(28)が敢闘選手賞を受賞したが、「自分が目立っても負けてしまっては…。チャンスを生かせなかったですね」と顔をしかめた。結成7年目、20代の選手が中心の若いチーム。村井啓作投手(30)は、「もっといいチームにして来年は優勝します」と雪辱を誓った。 

決 勝

【淀川スタジアム】    
住吉ルーキーズ 0 0 0   0 0 0   0 0 0 = 0
ギャングスター 0 1 0   2 0 0   0 0 × = 3

(住)●村井啓、村井伸-溝脇
(ギ)○田中征-田中誠

 

◎チーム表彰

優  勝  ギャングスター
準優勝  住吉ルーキーズ
第 3位  中央シャインズ、ナック
第 5位  NFI、SAGAWA OSAKA、大鉄、サントリーフーズ

 ◎個人表彰

最優秀選手賞  田中 征樹(ギャングスター)
敢闘選手賞   溝脇 聡(住吉ルーキーズ)
優勝監督賞   西口 祐司 (ギャングスター)
準優勝監督賞  日下 龍也(住吉ルーキーズ)

◎優勝への軌跡

2回戦   12-0 B-1 MAX
3回戦    4-1 TORO
4回戦    5-2 柏田ブリッツ
5回戦    4-0 寝屋川クラブ
準々決勝  3-1 大 鉄
準決勝    2-0 ナック
決 勝    3-0 住吉ルーキーズ
(初優勝)

 

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主 催 (財)河川環境管理財団、サンケイスポーツ
後 援 産経新聞社、ラジオ大阪
協 賛 ミズノ
協 力 ナガセケンコー

 

 

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