関西の草野球ナンバーワンを決定!サンスポ野球大会

 『ミズノカップ第28回サンスポ野球大会』の東西決戦が3日、大阪市西区の大阪ドーム=写真=で行われ、西日本代表の新田クラブが10-2で東日本代表の四ツ葉倶楽部を下し、初の日本一に輝いた。大東市の少年野球チーム「寺川ブラックス」のメンバーが4年前に再集結。チームワークを武器にした全員野球で、参加450チームの頂点に立った。


新田クラブ優勝!

 最後の打者が二飛に倒れると、ライオンズブルーのユニフォームのナインがわれ先にとマウンドに駆け寄った。主将の中本築捕手(26)を中心にできた歓喜の輪に中本隆治監督(58)がゆっくり加わり、300人を超える地元応援団の前で3度宙に舞った。
「チームに尽くしている選手も起用しようと考えていたんでね。全員を使い切って勝てたのがよかったですよ」と中本監督。この日の先発は、肩、腰の故障に苦しんだ元エースの今城和積投手(25)。3月に投球練習を始めまだ万全ではなかったが、決戦の舞台を任せた。
 ナインの意見は一致していた。2回2失点も想定の範囲内だった。MVPを獲得した和田和人投手(25)が三回からマウンドを受け継ぎ、4回を無安打2死球のみに抑えると、打線がこれに応えた。
同点で迎えた六回無死二塁。「絶対、今城さんを負け投手にさせん」と4番を務める山下英成一塁手(22)が中前に勝ち越し打を放った。平均年齢24歳の若いチームが勢いづいた。中本武志外野手(24)の2点適時打などでこの回一気に5得点を挙げ、試合を決めた。
11年前、少年野球で近畿大会を制した「寺川ブラックス」のメンバーが中心。当時のチームには、おかわり君こと西武の中村剛也もいた。
「みんなで勝てた。チームの輪。それがすべてです」と中本主将。
幼いころから白球を追ってきた仲間とともに、勝利の味をかみ締めていた。

 ◆新田クラブ・和田成人投手は2番手で4回を無失点に抑え、打っても2打点の活躍で最優秀選手賞を受賞。
「みんなが浮足立っていたので、引き締めようと真っすぐでどんどん勝負しました。打って走って投げて疲れましたよ」

 ○…『逆転の四ツ葉倶楽部』にも8点のビハインドは重かった。 「きょうのメンバーで負けたら仕方ない。まだまだ頑張れってことですね。力負けでした」と山次英徳監督。
一回に敢闘賞を受賞した斉藤久二左翼手の適時打などで、幸先よく2点を先制。守っても堅守を随所に披露し、有利に試合を進めるかと思えたが…。「次の目標ができました」。この日流した悔し涙を糧に、来年の日本一奪取を誓った。

ミズノカップ第28回サンスポ野球大会東西決戦 表彰賞品
【優 勝】 新田クラブ(西日本代表)
★優勝トロフィー
★金メダル
★河川環境管理財団盾
★ミズノ記念グラブ
★ミズノビクトリーステージ・バッグ3点セット
(用具ケース、バットケース、ボールケース)
★ナガセケンコーボール5ダース
【準優勝】 四ツ葉倶楽部(東日本代表)
★準優勝トロフィー
★銀メダル
★河川環境管理財団盾
★ミズノビューリーグ・プロモデルバット3本セット
(金属、木製、カーボン)
★ナガセケンコーボール5ダース
【最優秀選手賞】 和田成人選手[新田クラブ]
★トロフィー
★ミズノプロ・グラブ
【敢闘選手賞】 斉藤久二選手[四ツ葉倶楽部]
★トロフィー
★ミズノビクトリーステージ・セカンドバッグ
【ミスターミズノ賞】 中本 築選手[新田クラブ]
★ミズノ帽子&Tシャツセット

主催/サンケイスポーツ、河川環境管理財団
後援/産経新聞社、夕刊フジ、フジテレビ、ニッポン放送、文化放送、フジサンケイビジネスアイ
特別協賛/ミズノ株式会社
協賛/ナガセケンコー株式会社
協力/大阪ドーム

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