最終日(10月25日)
決勝でアンビリーバブルズが戦国にサヨナラ勝ちし、6年ぶり2度目の栄冠に輝いた。参加144チームの頂点。最優秀選手にはサヨナラ犠飛を放った小山健太投手(20)が輝いた。
▽決勝 | ||||||||||||||||||||||||||||
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劇的なフィナーレだった。1-1で迎えた九回。一死満塁から、小山が決勝の犠飛を中堅へ。歓喜のナインが、グラウンドへ津波のように飛び出す。点を指さして飛び跳ね、6年ぶりの栄光に酔いしれた。
「苦しかったです。でも最後はまわってこい、と思っていた」と殊勲のサヨナラ犠飛で最優秀選手に輝いた小山。先発のマウンドに立ち、初回に1点の援護をもらうと、六回まで無失点に抑える粘投。七回にボークで1点を失い、途中降板。一塁の守備に就くと、悔しさをバットに乗せ、見事に試合を決めた。
関西大学の学生が中心のチームで、1993年に創設。6年前の優勝メンバーで、現在総代表の山本憲一郎さん(31)は、「サークルでも勝ちにこだわって、ということで社会人の大会に参加している」と熱い気持ちを口にする。小山をはじめ、高校時代はベンチに入れなかった選手らも、くすぶり続けていた不完全燃焼な気持ちをぶつける。それでも春は大学の試験や授業の関係で試合出場が難しく、この大会が、まさに1年の集大成だった。
「チームワークはめちゃめちゃいいです。エンジョイベースボールです」。楽しみながら勝つ-。純粋な喜びが、そこにある。MVP右腕の笑顔がはじけた。
◎… | 戦国は初の決勝戦ながら、惜しくも優勝を逃した。毎回のようにランナーを出すも、あと1本が出ず、最後の最後で力尽きた。先発し、5回1失点の粘投で敢闘賞の森崎隆投手(32)は「みんなよく頑張った。最後に仕留めきれなかった」と肩を落としたものの、「来年こそは監督を胴上げしたいですね」と即座にリベンジを誓った。 |
優勝への軌跡[アンビリーバブルズ] | ||
2回戦 | 12-0 | 天辻鋼球 |
3回戦 | 9-0 | Bulls |
4回戦 | 5-1 | ギャートルズ |
5回戦 | 4-3 | 吉宗 |
準々決勝 | 2-0 | モンゴリアン |
準決勝 | 4-1 | ギャングスター |
決勝 | 2-1 | 戦国 |
(6年ぶり2度目の優勝) |
チーム表彰 | |
優 勝 | アンビリーバブルズ |
準優勝 | 戦国 |
第3位 | ギャングスター、B.M CLUB |
第5位 | モンゴリアン、絆’Z、中央シャインズ、ナック |
個人表彰 | |
最優秀選手賞 | 小山健太(アンビリーバブルズ) |
敢闘選手賞 | 森崎 隆(戦国) |
優勝監督賞 | 黒瀬貴弘(アンビリーバブルズ) |
準優勝監督賞 | 山本隆二(戦国) |
大会トーナメント表(ダウンロード) | |||||
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実 施 概 要 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
募集チーム数 | 144チーム(昨年ベスト8チームを含む) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開催期間 | 平成21年8月30日(日)~10月25日(日)=のべ7日間
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表 彰 |
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