決勝大会 最終日(12月5日)
B.M CLUBが桜球会に5-2で勝って9年ぶり2度目の優勝を果たし、参加144チームの頂点に立った。最優秀選手賞には、エースの竹原敦志(32)が選ばれた。
同級生バッテリーがチームを栄冠に導いた。9年ぶりの歓喜の瞬間、竹原投手と播田雅俊捕手(32)が駆け寄って喜びを爆発させた。
「みんなに助けられて、最高の形で締めくくれた」
2-2の同点で迎えた五回から満を持してエース竹原が登板。相手に得点を与えず、八回に奪ったリードを守りきっての勝利。「みんなのために自分がマウンドを守る。みんなで勝ったんです」とはにかんだ。
絶対に優勝したかった。「B.M CLUB」は大阪府と奈良県に住む野球好きが口コミで集まったチーム。仕事も住所もバラバラで「練習もしない。試合のときに集まるだけ」だが、播田が仕事の都合で転勤する可能性があり、このメンバーでできる最後の試合かもしれなかった。
播田は「高校野球の最後くらいの気持ちでいました」。中学1年で出会った2人。中学では主将の播田と控えの竹原。高校は別々になったが、22歳の時に再会。そこから10年、コンビを組んできた。親友のためにも勝ちたい。その気持ちが勝利につながった。
竹原が「播さん(播田)のおかげで、今大会は一度も首を振ることなく投げられた」と言えば、播田が「取材用のコメントやろ」横やりを入れる。大笑いする2人の絆がチームの栄光とともに輝いていた。 (山口 智史)
◎…初めての決勝進出で健闘した桜球会だが、最後は力及ばず、酒井友行監督(35)は「地力の差かな。悔しいです。さらなる経験を積んで、いいチームを作りたい」。元阪神の矢野の母校である桜宮高のOBを中心に結成したチーム。「矢野さんにも見てもらいたい。もっといいチームになって、応援してもらえたら」と来年のリベンジを誓っていた。
【淀川スタジアム】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(桜)山本-波間
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大会トーナメント表(ダウンロード) 11月16日更新 | |||||||||
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